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四半世紀を経ても古びない面白さ

2008-09-24 (Wed) 02:09

【秋吉台サファリランド】

9月16日、おそらく四半世紀以上ぶりに山口県にある秋吉台サファリパークに行きました。
鍾乳洞で有名な秋芳洞とか、焼き物で有名な萩の近くです。

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北九州の自宅から車を走らせること約100km、サファリ到着を目の前に、はやる気持ちを抑えようとドライブインへ。
自販機でジュースを買おうと思ったら、なんと綺麗なアマガエル!! なんという自然たっぷり感でしょう。気持ちは抑えられるどころか、さらに盛り上がる始末となりました。


そしてサファリに着くと、早速、巡回バスに乗りました。
バスは動物を模しています。何種類かありましたが、僕はライオンバスに乗りました。バタ臭い顔です。

マイカーで回るのもいいと思うのですが、バスに乗ったら聞けるスタッフの解説が魅力なんですよね。
音声テープなどと違い、状況に応じて変化するというのがありがたい。
もちろん、マイカーでは体験できない「エサやり」があるというのも大切な要素です。

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バスの醍醐味は動物に想像以上に近づくこと。
その際エサを伴うから、ほら。こんな夢砕かれるような「素」が見れる(笑)

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逆に、肉食系のリラックスしすぎなカワイイところも見れたりね。

もちろん、バスのあとはマイカーでも園内を回ります。
このとき、僕は解説テープ等のレンタルオプションは必ず使います。有料でも必ず。
基礎情報を押さえたうえで、動物の行動を見るとより楽しいに違いないからです。
たとえばスポーツを見るときに、「父の遺志を汲んで」とかゆうエピソードを知ってると、余計に感情移入して盛り上がるのといっしょ。

じっくりゆっくり回りました。
あまりに遅いので、何台の後続車に抜かれたのかわからないほどです。
でも、動物を見にきたわけですから。ドライブや雰囲気を楽しむわけではなくってね。
あまりスピードを出すと、動物の種類の確認だけに終わっちゃう。僕は動物の一頭一頭を見たい。違いを見つけて悦に入りたい。
だから本当はサファリでも、動物の個体名(個人名のこと)を教えて欲しい。
わかんないのでいつも勝手に名前をつけて読んでいますけど。


自動車コースを一周したあとは、「ふれあい」的な歩いてまわれる展示も見ました。
自動車のほうは動物たちが自由に歩き回っていたから、人が歩くほうは動物は小さなオリに入っているのかなあと思います。

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出てました(笑)
室内展示って書いてるのに。自由だなあ。

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サファリというところの特性なのか、ココがたまたまそうなのかわかりませんが、いわゆる動物園とはやっぱ違う。動物が近い。
キリンの餌場の一部は、人の背丈の高さで、しかもお客さんの手が届くほどの距離です。
同行した妻の顔にキリンが弾いたエサが当たるほど近い。あいたっ!って。五月蠅いよ(笑)

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アフリカゾウの子どもにも触ることができました。生まれて初めて触りました。
こんな肌触りだったのか。固くて厚くてちょっと柔らかくて、想像していた通りの感触なんですけど想像を超えた。
変な日本語ですがそう言うしかない感動。

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来園のちょうど1ヶ月前、ライオン1頭と虎トラ3頭の赤子が生まれていたそうです。
有料で抱っこもできるらしい。
これに関しては、子どもが動物に興味を持つきっかけなど、いろいろ目的や効果があるのでしょうが、僕は諸手を挙げては、ちょっと賛成できないんですよね。
野生に対して踏み込んではいけない領域、畏れや禁忌を感じることって大事だと思うのです。
触りたい気持ちはわかるんですけどね、僕も触りたいもん。でもね、あまり簡単であってはならない。

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そんなこと言いながら、鷹匠はやったんですけど。
体験したのはハリーホーク(写真の)とフクロウの2種です。
鳥という点は同じなのに、飛び立つときに腕にかかる重みホークとフクロウではまったく違う。驚いた。
ホークも綿毛のように軽いが、フクロウはいつ腕から飛んだか、留まったか、まったくわからないほどさらに軽い。負荷0。
なるほど、フクロウの捕食行動を考えれば納得する。夜、森の中、羽音や葉っぱの音をいかに抑えて獲物に近づくのか。

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このシロオリックスという動物の身体もおもしろい。
ツノ長すぎて、常に姿勢を曲げてないとツノ刺さる。なんというムチャな生き物。常に背水の陣。
これも生態系の必然なのか。いや単にこの個体の失敗かな。


動物園に行くといつも思うんですけど、展示している動物を見て、お客さんがかわいそうと思わせたらダメですよね。
それがいくら動物にとって快適でも、見る人間にそう思わせたら今の時代は負けです。動物園が否定されちゃう。

秋吉台サファリの最も押している「ホワイトタイガー」は、そういう意味で残念な結果に終わりました。
旧態然とした狭いコンクリ檻でした。写真がないのは、単にピンボケ写真しか撮れなかったからです。


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否定でこの記事を終わるのもどうかと思ったので、いい雰囲気な写真を最後に。桃源郷ってこんな感じかなあ。

ちなみに歩いて回ったあと、車コースをもう一周しました。物好き。


帰りは夕日が綺麗でした。


秋吉台自然動物公園 サファリランド公式HP
http://www.safariland.jp/index.shtml


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最終更新日 : -0001-11-30

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