2020-09-18 (Fri) 21:55 ✎
【海中展望船~弁天遊歩道~海中展望塔】 訪問日 2020/9/11
「呼子でイカ食いたい」とは、福岡県人がわりと定期的に言う言葉だ。家人がそう仰るので、呼子(よぶこ)でイカ食ってきた。夫婦で平日に休みをとり未就学児の次男(3歳)とともに呼子町(佐賀)へ。就学児の長男(11歳)は学校でス。
海中展望船(マリンパル呼子)
呼子には2つの船がある。「イカ丸」と「ジーラ」だ。
イカの「イカ丸」は国の天然記念物でもある7つの洞窟が海上に連なる景勝地・七ツ釜を巡るイカの形を模した遊覧船で、クジラの「ジーラ」は半潜水型海中展望船だ。
イカの「イカ丸」は国の天然記念物でもある7つの洞窟が海上に連なる景勝地・七ツ釜を巡るイカの形を模した遊覧船で、クジラの「ジーラ」は半潜水型海中展望船だ。
漁業がさかんな呼子でイカはイチオシの名物だ。でもなぜにクジラ。
実はかつての呼子は捕鯨の町だった。400年ほど前に捕鯨が伝わり、戦後にその姿が消えるまで全国でも重要な基地だったという。
インパクトのある海中展望船のほうにこそクジラを採用するあたりに、過去を尊ぶ呼子の人々の思いが垣間見える。
インパクトのある海中展望船のほうにこそクジラを採用するあたりに、過去を尊ぶ呼子の人々の思いが垣間見える。
で、どっちにするの(中山美穂) ジーラでしょ。いつ行ってもジーラだ。イカ丸に乗る日は来るのか。
海中展望スポットまでは甲板で呼子のシンボルであるしあわせの橋・呼子大橋などを望めるが割愛。
船内はこんな感じ。
船内はこんな感じ。
平日だからかコロナ下だからか、かつてないほど利用者が少ない。僕らのほかは就学前のお子さん2人がいる4人家族のみだった。
なお魚の数と種類は圧巻だ。思わず声が出し、キョロキョロしちゃう。
動画だとこんな感じ。
エサで寄せているのだとは思うが(未確認)、そうだとしても紛れもない野生であり、いつ視界の外に消えるかわからない。一期一会の一瞬に目をみはるマジで。
船内には、魚の解説がたくさんあるのだが追いつかない。魚について詳しくなりたい!
ジーラは1時間毎に運航している。
料金は下記のとおり。(2020年9月現在)
料金は下記のとおり。(2020年9月現在)
・大人(中学生以上)…2,100円
・小人(小学生)…1,050円
※幼児は大人1名につき1名無料。
水族館並。決して安くない。てか高い。しかし自信を持っておすすめできる。
イカも食った。活造りのイカを食うところはいろいろあるのでネットで探すがよろし。
次男がフォークでつついて動いたり吸い付いたりするのを面白がっていた。行儀は悪いがここは許す。
次男がフォークでつついて動いたり吸い付いたりするのを面白がっていた。行儀は悪いがここは許す。
弁天遊歩道
呼子大橋の眼下に弁天遊歩道というものがある。呼子大橋の橋台のある弁天島へ続く遊歩道だ。
弁天島には小さな女島と男島がある。弁天というのは、この島に祀られている厳島神社のこと(と看板に書かれていた)。
女島までは遊歩道が架かっているのでいつでも歩いて行けるが、男島は干潮時に地続きにならないと渡って行けない。この日、この時間は干潮であった。いえい。
遊歩道のすぐ下は海。場所によっては海の際まで行ける。
男島へ。海水によって侵食された岩がマー歩きにくい。
なお写真中央の緑の小山が女島だ。
なお写真中央の緑の小山が女島だ。

侵食で凸凹しているうえに、フジツボなどで切り立っている。コケたら血を見るぜ?
危険だけれど、征く価値はある。
岩層や侵食されて変化に富む岩の表情は本当に美しい。もちろん潮溜まりなど生き物もたくさんいる。ここだけで1日楽しめる。(満潮注意w)
岩層や侵食されて変化に富む岩の表情は本当に美しい。もちろん潮溜まりなど生き物もたくさんいる。ここだけで1日楽しめる。(満潮注意w)
実際、帰りは上がってくる潮に焦りながら帰った。
そして最後にもう1箇所紹介したい。
そして最後にもう1箇所紹介したい。
玄海海中展望塔
また海中展望か。そうです。ここも凄かった。
玄海海中展望台は、呼子エリアの隣の鎮西エリアに位置する、九州最西端の岬・波戸(はど)岬にある。
波戸岬は恋人たちのスポットとして人気を集めている。が、当ブログでは触れません。悔しいから。
玄海海中展望塔は、日本海では唯一の海中展望塔として1974年12月1日にオープンしたとか。
料金は下記。(2020年9月現在)
・大 人…560円(510円)
・小中生…270円(240円)
※小学生未満無料
塔へ向かう一直線の桟橋はテンションが上がる。
桟橋の長さは86メートル、展望塔は高さ20メートル,直径10メートルとあった。
海中へは螺旋階段で向かう。わりと長い。でも雰囲気ある!

海中窓は24個。水深7メートル。窓の周囲にはこれでもか!と魚の解説が。心意気!!
でも窓を除くとわかる。想像以上のお魚舞い踊り。百花繚乱。
でも窓を除くとわかる。想像以上のお魚舞い踊り。百花繚乱。
解説によると、もちろん季節により変化するが約30種類が観察できるそうだ。もちろん海底も見える。じじつ、舞い踊りすぎ。
(写真のものとは違うが)熱帯ぽい魚がいると思ったら、波戸岬一帯の海は日本海流と対馬海流が合流する地点だそうです。対馬「暖流」が流れてきているのか。
ここでも魚に詳しくなりたいと痛切に思った。
佐賀県唐津市(そうぜんぶ唐津市なんですよ)の「海の生き物」力はちょっと凄い。もっと腰を据えて訪問したいです。
http://www.marinepal-yobuko.co.jp/
▶玄海海中展望塔
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最終更新日 : 2020-09-18