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下関からアマゾンまで~びっくり箱のような水族館

2020-09-02 (Wed) 16:40

【しものせき水族館 「海響館」】  訪問日 2020/8/27

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次男(3歳)と海響館(山口県下関市)へ。入口までは階段が続くが、隣にはスロープや少し脇に行くとエレベーターもある。ご安心を。
真っ黒次男の尻はホタルの光。香川照之プロデュースのインセクトコレクション(▶公式)だ。好みの服がたくさんある。おすすめよ。

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海響館といえば、フグ、ペンギン、スナメリ、マンボウあたりの人気が高いがふれません。次男のせいでじっくり見れなかったから。(滞在時間は長い)
というのは次男氏はつい先日も母親と来館して夜の水族館も堪能しているこんちくしょー。

ちな海響館の夜は凄いよ。今も同じやり方かは知らないが、昔見たときは感動した。
これ→「桜木花道が憑依する「夜の水族館」」

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海響館の最初の展示。水槽の向こうに見えるは関門橋、本州と九州をつなぐ橋だ。階段を降りて水槽に近づくと海中に潜っている錯覚に陥る。ちょっと言い過ぎたけど。
冒頭にこの展示をもってくるとは「そこらへんの生き物をこそ知らしめたい、凄いんだから」という宣言だよね。フグがやたら(常時100種以上)展示されているのもそういうことだ。たぶん。

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一歩進むと海中トンネルがあって、カタクチイワシが渦巻いてる。いわゆる記念撮影スポットだ。たまにエイにイワシが食べられてるけど。

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美しかったのが下関の水がめ、木屋川(こやがわ)を再現した「川の生き物」展示だ。

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水槽の上の丸太にイシガメがいた。水槽の中にもいたけど。

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水槽の中にはクサガメもいた。
奥のサカナはカマツカか。口が下に伸びて砂底の食べ物を漁っておった。

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今回、他の来館者の注目を集めていたのがオイカワ氏。ちょうど繁殖期(5~8月だそう)で鮮やかな「婚姻色」をまとっていた。ホント美しかった。産卵に際してオスは激しく縄張り争いをするそうだ。行動も派手。

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川の展示のところの水草に見惚れてしまった。
そういえば、館内ちょこちょこと水草に関しての解説があった。生き物を知るには生息環境を知ることが必須だもんね。
生き物を見に来る皆様は、たいてい最初は植物に興味はない(だぶん)。しかし生き物を見続ければやがて興味が出る瞬間がある。そのときに「すでに解説が存在していた」というのは興味の芽を潰さないために大切だ。

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地味な工夫といえばこういう展示もある。

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水槽の中にPOPを置いている。
たいていのPOPは水槽の横か上にある。あたりまえだ。しかしそれだと残念ながらあまり読まれない。海響館のみならず多くの水族館や動物園の課題だと思う。
ただし、POPが水槽内にあると外にあるよりは読む。そして「アンコウ探し」も長めに実行している。
でもぜんぶの展示でこんなことはできないよね。悩ましいけど。

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海響館には唐突に熱帯雨林の展示が2種類ある。そのうちのひとつがこのアマゾン川の展示。ピラルクでけー。

この水槽の真向かいには、これまた唐突にシーラカンスの標本展示がある。同標本は1967年に国内に初めて持ち込まれたシーラカンスの標本だとか。
そういえばシロナガスクジラの全体骨格も館内に展示されていたっけ。シロナガスクジラの全身骨格は世界でも数体しかなく、日本ではここだけだと聞いた。
わりとびっくり箱な水族館だよね。

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ピラルクの模様はいつ見ても呪術的な紋様に見える。見とれてしまう。
ピラルクについて昔詳しく書いたが、そのときにも同じこと言ってた。成長しない。

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見惚れるといえばサンゴにも見惚れた。ナガレハナサンゴ。



うねうねさわさわと動いて気持ちいいよね。
写真ではサンゴに頭を隠している黄色いサカナ、動画では最後にちらっと映る黄色いサカナは、キイロサンゴハゼだと思う。

長くなってしまったので続くことにします。
次回も海響館のカッチョイイ取り組みについて書こうと思う。たぶんチンアナゴとイルカがメイン。

▶下関市立しものせき水族館 「海響館」

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最終更新日 : 2020-09-04

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