「頑張って」を否定しない

昨日、「頑張れ」という言葉が苦手だと話しました。

苦手というのはマイルドすぎる表現で、実際は嫌悪すらしています。

いやね、「頑張れ」と言われるのが嫌。というわけじゃありません。

その気持はありがたいと思っています。心から思っています。

でも自分がその言葉を他人に発することは本当に嫌なんです。無責任な気がします。今でもね。

にも関わらず、311のあの夜、僕はその言葉しか言えませんでした。

それが悪かったとは思っていません。

それでも、なにか別の言葉があったのかもしれない…とは思っていました。

悶々としていたとき、大好きなケツメイシの曲が流れてきました。

ケツメイシとFUNKY MONKEY BABYSのコラボ曲『ライジングサン』（2011）です。

なかほど、彼らは高らかに歌い上げます。

　今 頑張っている人に
　「頑張れ」って言うのは失礼なのか？
　「頑張ろう」と言うのも禁句なのか？
　だけど涙を目の前に 震える小さな背中に
　「頑張れ」以外の言葉が 僕は見つからなかった。
　だからこそ"日本一"の…いや、"日本で一つ"の
　「頑張ろう！」を今 届けよう

もちろん彼らだって、「頑張れ」と言いっぱなしで何もしないことを是としているわけじゃないと思う。それでもさ、自分自身が動き出すために、まず無責任にもエールを送るしかないこともあるんよ。

「おれも君のために頑張る。だから君もなんとか頑張ってくれ」より、「なんとか頑張ってくれ、おれも君のために頑張るから」派。

ちなみにこの歌、ファンモンのベストでしか手に入れられないらしい。

定価は15,000円だけど、中古で送料無料で半額くらいのあったので紹介しとくのでした。

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